あの騎手は本当に勝ちにこだわった乗り方をしていないのか?

 

先日、ある古い記事を読んでみた。

その記事によると、

藤田伸二いわく(福永祐一について)「体重が後ろにかかって、懐が開き過ぎることがある。膝でバランスを取ろうとしているから、膝がカックンカックン動いてしまうのはそのせいだ。それでいて、勝ちにこだわった乗り方もしていない」

藤田伸二騎手「武豊を潰したのは社台とアドマイヤ」(1)岩田と福永の騎乗にダメ出し

 

藤田が岩田の騎乗スタイルについて否定的だったことは知っていたが、福永祐一のことも言ってたんだな。

いわれてみればこれまでの福永はG1で3着のイメージが強い。

地方や海外も含めるとすでにG130勝以上してるのに、私の中には「G13着の騎手」という印象しか残ってない。

コネで強い馬に乗させてもらってるのに勝てない騎手。そんなイメージだ。

ただし現実はG1を30勝以上している。

この実績とイメージのギャップは何なんだろう。

 

専門的なことは分からないが、冒頭に書いた藤田伸二の意見におおむね同意。

福永はイケメンだと思うし、父は外国人ジョッキーにも負けないような騎手だった。

だからこそ何かが足りなく感じるんだな。

 

だが今年はなにかが違う。コントレイルで皐月賞とダービーを制し、菊花賞の前哨戦である神戸新聞杯(2020年は中京2200m)も快勝した。

菊花賞はこの記事を書いてる段階では出走馬も確定してないが、おそらく圧倒的一番人気は間違いないだろう。

もちろん競馬に絶対はないので負ける可能性はある。

しかしルメールかデムーロならほぼ間違いなく勝てそうな気がする。

外人は距離をもたせるのが抜群に上手い。

これまでのコントレイルの成績をみると、福永祐一であの勝ちっぷりできる非常に強い馬だ。ルメデムなら菊花賞を負けるはずがないと思う。

 

もし福永で3着以下に負けるようなことにでもなれば、

やっぱりな・・・というオチになりそうだ。

追記:コントレイルは無敗の三冠馬になりました。お見事!

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