競馬場に置いてある「緑色の鉛筆」と「マークカード」。原価は?

競馬場に置いてある緑色の簡素な鉛筆。

馬券を購入する際に、あの頼りない鉛筆でマークカードを塗りつぶしてる方は多いでしょう。

頼りないとは言うものの、あれでしっかりマーキング可能。

無駄に何本も持って行くおじさん、絶対いますよね(笑)

実際には係員や他の客の目もあって、鉛筆やマークカードを大量に持ち出すことは困難かと思いますが。

ところで、あの鉛筆は1本当たりどのくらいで仕入れてるのだろうか?

ついでにマークカードの原価も気になる!

無料とはいえ、あんなに無駄遣いしていいのだろうか?

ちょっと塗るところを間違えただけで捨てますよね・・・。

消しゴムで消してる人を見たことが無い。

(この記事は推測に基づいております。実際には大きく異なるかもしれません。)

マークカードに塗りつぶす為の鉛筆はいくら?

競馬場に置いてあるものと類似した緑色の鉛筆がネットで販売されてることが分かりました。

1000本とか3000本セット等で売ってたりします。

だいたい一本あたりで計算すると5円程度で売ってることになるんですね。

JRAはこの簡素な鉛筆をめっちゃ大量に購入してるから、

一本当たりの価格は5円よりもさらに安いはず。

現在JRAの10か所の競馬場にある鉛筆の合計と過去に消費した分まで考慮すると、

とんでもない本数になりそうだ。

一本当たり2~3円か、それ以下かもしれないね。

マークカードの原価は?

マークカードの原価を推測するうえで、マークカードの特徴を洗っておきたい。

 

マークカードは6種類もある

JRAのマークカードは、全部で6種類ある。

緑のカード」「青のカード」「赤のカード」「ライトカード」「クイックカード」「GⅠカード」だ。

一般的に人気の使いやすいマークカードは、

一点ずつ確実にマークできる「緑のカード

流し買いするときに便利な「青のカード」だろう。

 

他のカードも馬券の買い方によっては便利だが、

だいたい「緑のカード」と「青のカード」でことは足りる。

まったく何が来るか分からんレースならクイックカードもアリかもしれない。

使ったことはないが。

 

 

1種類よりも6種類のカードを作ったほうが、よりコストがかかるだろう。

 

両面に印刷されている。

マークカードは両面に印刷されている。片面よりも両面印刷する方が印刷のコストがかかるだろう。

しかし片面のみ印刷して、裏側を白紙にするとカードが2倍必要になってしまう。

それを考えると両面印刷が必ずしもコストアップとはいえない。

いや、むしろコストダウンだろう。資源の節約になるしゴミも減る。

 

特殊な紙で作られている。

マークカードはプリンター用紙とは明らかに違う素材で作られている。

JRAのマークカードはOCR用紙(光学式文字読取専用紙)が使われてるはず。

仮に用紙の品質を落として、正しく馬券が発券されないなんてことがあったら大問題だ。

JRAのマークカードは安定性があって信頼できる高品質なOCR用紙が使われているに違いない。

ここにはそれ相応のコストがかかってると思う。

 

凸版印刷のお問い合わせコーナーに質問しようかと思ったが、

情報公開できないような気もするし、気持ちも乗らないのでやめておきました。

 

それで結局、マークカードの原価はいくらなのか?

そもそも発行枚数が分からないし、原材料費や人件費などさっぱり分からないので計算のしようがないというのが結論だ。

しかしあえて推測したい。

ヒントになるのがコピー用紙だ。500枚で525円とかで売っている。1枚あたり約1円だ。

つまりコピー用紙よりも確実に高いだろう。

JRAのマークカードは両面に印刷されているし、OCR用紙が使われている。6種類もある。

大量に生産されているものの、コピー用紙一枚よりかは高いはずだ。

しかし、大きさはA4サイズよりも小さい。

そのあたりを踏まえると、マークカードは1枚あたり3円ぐらいではないだろうか?

トイレを一回利用するといくら?

鉛筆とマークカードの次はトイレの使用料だ。

もちろん競馬場のトイレは無料で使用できる。

だが維持管理するのに相当な経費がかかってるはずだ。

 

トイレにかかる主なコストをあげると、

 

✅トイレ施設の建設工事費

✅水道料

✅清掃員の人件費、清掃用具、ゴミ箱などの備品

✅自動水栓やウォシュレットなどのメンテ、故障した場合の交換など。

✅トイレットペーパー

✅電気代

 

このぐらいのことが思いつく。

 

この中でも特に水道代は相当な金額になってると思う。

競馬場の水道代がさっぱり分からないので、コンビニの話に置き換えてみる。

コンビニでトイレの貸し出しをやめたら、毎月の水道代が3万円減ったという記事を見つけた。

一か月で30000円も水道代が安くなったということは、一日で1000円安くなったということだ。

もちろんすべての店舗が該当するわけではないだろうけど、

このデータを利用したい。

 

コンビニの利用者は一店舗当たり平均800人/日といわれている。

コンビニ客の中でトイレを利用する割合がどのくらいか?

ここも推測になって恐縮だが、3割ぐらいはいるんじゃないだろうか。

800×0.3=240

一日に240人がトイレを利用することにする。だいたいそんなもんでしょう。

 

1000÷240≒4.17円

水道代だけで1人(1回利用)当たり4.17円使ってたことになる。

だいたい大を流すと一回当たり6~8リットルの水を使うらしい。

1回じゃ流しきれずに2回流す人もいるはずだ。

そこに手洗いで使う水の使用料金が加わる。

水道代は地域によって異なるので参考程度にとどめたいが、

一回当たりの水道代は5円ぐらいかな?

 

「水道代」+「トイレの維持管理費のすべて」で考えると、

一回のトイレ使用で50円ぐらいかかってると考えても違和感はないかもしれないね。

 

おわりに

競馬で1000円負けたら、

競馬場内のトイレを40回ぐらい利用すれば元を取れた気分になれそうだ(笑)

 

マークカードは記入ミスしないよう、もう少し大事に使おうと思いました!

 

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