日本ダービーで最も強い勝ち方をしたのはどの馬?
ディープインパクトやオルフェーブルなど、一般的に「日本歴代最強馬」と考えてられている馬はいるが、
じつは明確な定義がない。
しかし「最も強い勝ち方をした馬」であれば、2着馬との着差は大いに参考になると思ってる。
この記事では3歳の頂点を極める「日本ダービー」に注目したい。
ダービーで本当に強い勝ち方をしたのはどの馬なのか?
各競馬場の入場者数レコードを比べてみた。ダービーと有馬記念は別格!?
ダービーを勝ったものの、その後不調に陥り、いつのまにか消えていった馬は少なくない。
人によっては「そんな馬おったか?」と思い出せないこともあるだろう。
しかし「ダービーで圧勝した馬」に限ると、
その年の秋以降も存在感抜群の活躍をした馬が多いと思う。
近年なら、コントレイルは3冠に加えて翌年のジャパンカップも勝利した。
ウォッカ、ディープ、スペシャルウィークなど伝説級の名馬がずらりだ。ナリタブライアンは怪物級だった。
いま挙げた馬はすべてダービーで3馬身差以上付けて勝利した。
ちなみに4馬身差で勝ったロジユニヴァースは不良馬場だったから参考外。
圧巻の強さ!3馬身以上ちぎったダービー馬
5馬身差以上にマークを付けた。不良馬場は参考外だと思ってる。
年月日 | ダービー勝ち馬 | 着差(身) | ダービー2着馬 | 馬場状態 |
2020年5月31日 | コントレイル | 3 | サリオス | 良 |
2009年5月31日 | ロジユニヴァース | 4 | リーチザクラウン | 不良 |
2007年5月27日 | ウォッカ | 3 | アサクサキングス | 良 |
2005年5月29日 | ディープインパクト | 5 | インティライミ | 良 |
1998年6月7日 | スペシャルウィーク | 5 | ボールドエンペラー | やや重 |
1994年5月29日 | ナリタブライアン | 5 | エアダブリン | 良 |
1992年5月31日 | ミホノブルボン | 4 | ライスシャワー | やや重 |
1991年5月26日 | トウカイテイオー | 3 | レオダーバン | 良 |
1987年5月31日 | メリーナイス | 6 | サニースワロー | 良 |
1985年5月26日 | シリウスシンボリ | 3 | スダホーク | 重 |
1968年7月7日 | タニノハローモア | 5 | タケシバオー | やや重 |
1966年5月29日 | テイトオー | 4 | ソロモン | 良 |
1963年5月26日 | メイズイ | 7 | グレートヨルカ | 良 |
1957年5月26日 | ヒカルメイジ | 31/2 | カズヨシ | 良 |
1956年6月3日 | ハクチカラ | 3 | キタノオー | 重 |
1955年5月29日 | オートキツ | 8 | カミサカエ | 不良 |
1954年5月23日 | ゴールデンウェーブ | 3 | タカオー | やや重 |
以下古すぎて省略。
どの馬が強かった?
ロジユニヴァース(4馬身差)とオートキツ(8馬身差)は不良馬場なので参考外。
メリーナイスが6馬身差で勝利してるが、この時のダービーは皐月賞馬サクラスターオーが出走してないので微妙。
さらに昔のレース、タニノハローモアの5馬身、メイズイの7馬身差の勝利は凄い。
どちらも逃げて圧勝だ。
ただし当時の馬場は良馬場でも時計のかかる馬場で、逃げがハマった感があるのではないだろうか?
上がりのかかる馬場で、逃げ馬に気分よく逃げられると、後ろの馬は届かない。
というか、その時代を全く知らないというのが本音。申し訳ないです。
やはり5馬身差で勝利した3頭、ディープインパクト、スペシャルウィーク、ナリタブライアンは本当に強かったといえる。
その後の活躍をみても明らかだろう。
この3頭に優越を付けることは出来ないし、それはナンセンスだ。
「日本ダービー」という条件なら、抜きんでた存在であることは間違いないだろう。
日本ダービー圧勝劇は「奇数日」に発生!?
上のデータを見て気づいたことがある。
1992年のミホノブルボンからコントレイルまで、すべて奇数日である。
このことから、1992年以降、偶数日には3馬身差以上つける圧勝劇は起きてないことが分かる。
偶数日は拮抗レースになりやすいのかもしれない。
ただし奇数日でも圧勝してない日はたくさんあるので、そこは勘違いしないようお願いします。
ちなみに2022年5月29日は奇数日なので、
この日のダービーは3馬身以上ちぎる圧勝劇が起こる可能性はある。
(追記:2022年5月29日は起きませんでした。次回に期待。)
おわりに
「日本ダービー」で本当に強い勝ち方をした馬を3頭挙げるなら、
✅ディープインパクト
✅スペシャルウィーク
✅ナリタブライアン
だと思う。
ダービーの着差に注目すれば、そのダービー馬がどれだけのものなのか見抜けるかもしれないね。