最低人気のギベオン!なぜ金鯱賞を勝てたのか?
2021年3月14日に中京競馬場で第57回金鯱賞が行われました。
このレースは単勝227.3倍のギベオンが逃げ切り勝ち。西村騎手で重賞初勝利となりました。
とりあえず、おめでとうございます!
重馬場だった中京競馬場
金鯱賞当日の天候は晴れ。しかし芝の馬場状態は「重」。
金鯱賞はもちろん例年通り別定戦。しかも今年は10頭という少頭数。
実績馬デアリングタクトが参戦。もちろん圧倒的一番人気はデアリングタクト。
他の上位人気馬はともかく、
大方の予想は「そんなに荒れないだろう」「ガチガチじゃね?」だったのではないでしょうか。
でも何かひっかかるものがあるとすれば「デアリングタクトは初めての中京」であったことと「重」だったこと。
デアリングタクトが中京の重馬場を走る保証はどこにもありませんでした。
もちろん他の馬も同様に信用できる馬はいない。
実績馬のキセキやグローリーヴェイズはもちろん、ブラヴァスも「中京2000mの重馬場」を好走できるかどうかは走ってみないと分からないものばかり。
結果は最低人気のギベオンが逃げ切り勝ち。
デアリングタクトは中京のタフな馬場のせいかいつものキレがなく、2着がせいいっぱいでした。
前走5~7着の馬は要注意!!ごーなな競馬ここにあり
当ブログ「ごーなな競馬」は、前走5~7着の爆穴を探すことを最大の目的としております。
単勝227.3倍で勝利したのギベオンですが、前走5着(白富士S)でした。
もちろん「前走5~7着」で馬券に絡まないことは多々あります。むしろ絡まない馬の方が圧倒的に多い。
今後も前走5~7着の馬は冷静に見極める必要があります。
基本的に別定戦で大穴を狙うのは無謀です。
だけどギベオンは勝った。
たいてい別定戦で大波乱の結末を迎える時は馬場が関係してます。
別定戦で良馬場。このパターンでの超人気薄の馬が勝つことは滅多にない。(2、3着ならたまにありますが)
そんなわけで、
基本的に別定戦でギベオンのような爆穴がくることは稀です。
ギベオンが勝った2021年金鯱賞は重馬場。
前走5~7着に限らず、別定戦で爆穴を狙う時は前走または本レースが良馬場でないことが絶対条件かもしれません。
2007年の暮れ、マツリダゴッホが単勝52.3倍で有馬記念を勝ちましたが、有馬記念も前走の天皇賞秋もやや重でした。
前走が本レースよりも格下のレースなら着差も大事。
今回のギベオンや、スプリンターズSを257.5倍で勝利したダイタクヤマトの前走は0.4秒差でした。
ギベオンは中京で好走歴あり!
ギベオンの戦歴を確認すると、
3歳時に中日新聞杯(中京2000m芝)を勝ったことがあります。
このレースはハンデG3戦なので、格下レース。
今回の金鯱賞G2で人気する理由にはならなかったようですね。
ディープ産駒おそるべし!