ジャパンカップと有馬記念を連勝した馬はたったの4頭!その共通点とは?

 

ジャパンカップ⇒有馬記念のローテについて書いてみたいと思います。

ジャパンカップを勝った馬が同年の有馬記念に出走して勝つことは滅多にありませんよね。

東京2400mから中山2500mに環境が変わるのだから、強くて万能な馬で、なおかつ調整が上手くいってないと難しい。

実際、過去に連勝できた馬は4頭しかいないようです。

この4頭になんらかの共通点はあるのかを調べてみました。

JCと有馬記念を連勝したパターン

ジャパンカップから有馬記念のローテで連勝できたのは下記の4頭。

どの馬も知名度の高い実力馬です。

    当時の馬齢 騎手 JC時2着馬との差
ディープインパクト 2006 4歳 武豊 2
ゼンノロブロイ 2004 4歳 ペリエ 3
テイエムオペラオー 2000 5歳 和田竜二 クビ
シンボリルドルフ 1985 5歳 岡部幸雄 0.3秒

 

ごらんのように、すべて牡馬。そして4~5歳時に達成してます。

どんなに評判の良い馬だったとしても、

3歳や高齢馬、そして牝馬が「JC⇒有馬」で連勝することは至難の業なのかもしれませんね。

 

それと、JC勝利時における2着馬との着差ですが、どうやら関係なさそうです。

 

それより、

騎手は乗り替わってないことが分かりました。

まぁ、JCで勝てた騎手をわざわざ替える必要はないでしょう。

 

それにしても2000年代に3頭も連勝できた馬がいるのに、

ここ2007年以降そういった馬が現れてないのが気がかりです。

なぜでしょう?

JC⇒有馬連勝した馬の共通点はこれだ!

さらに4頭の戦績を確認すると、ある共通点をみつけました。

それは下記の3点

 

✅前年に有馬記念に出走した

✅同年の天皇賞(春)と宝塚記念に出走した

✅有馬記念で1番人気

 

この3つの条件があてはまらないと、JC⇒有馬記念の連勝はない。

ということです。

 

牝馬は天皇賞(春)に出走することが滅多にないので、JC⇒有馬記念の連勝はこれから先ずっとないかもしれません。

 

たとえ牝馬がJCで強い勝ち方をしたとしても、

次走の有馬記念で単勝や3連単の頭で買うのは今のところ金を捨てるようなものかもしれませんね。

もちろん競馬に絶対はありませんが・・・。

 

ブエナビスタやジェンティルドンナでさえも、JC⇒有馬の連勝はありませんでした。

ちなみにスペシャルウィークは4歳時に「JC1着⇒有馬2着」の実績を残してますが、

前年の有馬記念に出走してなかった

 

キタサンブラックは4歳時に「JC1着⇒有馬2着」(クビ差の2着)でしたが、

有馬記念は2番人気でした(これも僅差)。勝ったのは1番人気のサトノダイヤモンド。

 

5歳時にJCを勝って有馬に挑んだシュヴァルグランでしたが、有馬記念は3番人気だった。ちなみに3着。

 

スクリーンヒーロー(JC勝ち⇒有馬5着)やエピファネイヤ(JC勝ち⇒有馬5着)など、

同年の宝塚や天皇賞(春)を経験してないと有馬記念で馬券にも絡めないケースは多い。

 

有馬記念で狙うべき馬は、JCで負けた馬かJC以外のレースを勝って挑んできた馬にした方が良さそうだ。

 

JC⇒有馬記念の連勝は滅多にない。

もう無駄な馬券を買うのはやめよう。

おわりに

近年、JCと有馬記念を連勝する馬がでてきてないのは、

牝馬の活躍があるからだと考えられます。

過去10年(2010~2019)でいえば、ジャパンカップを牝馬が5回も勝ってますから。

追記:2020年のジャパンカップは牝馬のアーモンドアイが勝ちましたが、アーモンドアイは有馬記念には出走せず引退。

やはり牝馬にはJCと有馬の連勝は大変厳しいといえるでしょう。

ステイヤーズSを勝利した牝馬。なぜ勝てた?

別定、ハンデ、未勝利戦、重賞、得意な距離やコースなど、それぞれの条件に応じて強い血統が見えてきます。著者にユーモアが感じられて読んでいて面白い。おススメの本です👇

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