「9頭落馬事故」で失格になった馬が福岡県糸島市で乗馬になってるらしい
「出走馬すべてが落馬したレース」があるのかどうかを調べてみました。
残念ながら、JRAにそのような記録は無いみたい。
(ただし、公認競馬には8頭すべて落馬というレースがあったらしい)
JRA史上最多記録は、「9頭が落馬」したレースがあったそうです。
これはいったいどのようなレースだったのでしょうか。
9頭落馬事故とは?
2010年1月11日、中山競馬場で行われた新馬戦(1800mダート、16頭)でその事故は発生した。
第4コーナーを回って先頭のノボプロジェクトの左後ろ脚が2番手で追走するフォルメンに接触し、フォルメンに騎乗していた勝浦騎手が落馬。
その影響で後続も落馬。フォルメンを含めると9頭が落馬。
ちなみにノボプロジェクトは逃げ馬だったようです。
審議の結果は、「ノボプロジェクトが第4コーナーで急に外側に斜行し、フォルメンの走行を妨害した」とのこと。
馬に何の罪もありませんが、人間の都合で「ノボプロジェクトは失格」。
ノボプロジェクトに騎乗していた三浦皇成は開催四日間の騎乗停止処分が科せられた。
坂井千明元騎手によれば「スピードが乗った車を急ハンドルを切って後輪が流れたようなもの」と大変分かりやすいコメントをしてくれている。
デビューしたての馬はどんな動きをするか掴みづらくて危険度も高い。古馬のレースと違ってもっと安全に配慮した騎乗をすべきだったということだろうか。
この落馬事故の被害者の1人蛯名騎手によると、「ノボプロジェクトが内ラチに接近しすぎ接触し、その反動で左後ろ脚が他馬にぶつかった」と指摘。
なお、落馬した9頭の馬体に異常はなかったが、騎手9人のうち6人がこの落馬により負傷した。左尺骨近位骨幹部骨折で2月20まで騎乗をとりやめた内田騎手が一番の被害者だ。
他の5人は比較的軽傷で、死者が1人も出なかったのは不幸中の幸いといえる。
乗馬で活躍中!?
9頭落馬事故の加害馬であるノボプロジェクトですが、
「ダブルオーセブン」という名前で日本馬術連盟に登録されていることが分かりました。
日本馬術連盟の公式サイトによると、JAIRS馬名の欄に「ノボプロジェクト」と書いてあるので間違いないでしょう。
てっきり故郷の北海道で余生を過ごしてるのかと思っていたら、
九州とは・・・。
ダブルオーセブン(ノボプロジェクト)がいると思われる「上野乗馬苑」の地図貼っておきます👇
興味がある方は足を運んでみては?
おわりに
JRAの審議の基準ってモヤッとしてて分かりにくい。
例えば、勝浦騎手がもう少し離れていれば事故は起きなかったとかいう指摘は無いんですね。まぁ、落馬して大怪我した騎手を責めるのは酷というものか。