ステイヤーズステークスの結果から有馬記念を読む!
「ステイヤーズS」と「有馬記念」何かがリンク?
ステイヤーズS(G2)と有馬記念(G1)の関連性について書いてみたいと思います。
レースの格は違うけど、どちらも中山で行われる芝の重賞であり別定戦。
開催月は同じ12月。距離や格は違えど、類似した点も多い。
そこで今回、
ステイヤーズSの結果から有馬記念を読めるのではないだろうか?
と考えてみました。
無論、ステイヤーズSを勝った馬を有馬記念でも狙いましょう!みたいな単純な話ではありません。
逆に有利な枠、騎手や厩舎、血統や馬体重にいたるまで突き詰めようとすれば、大変な労力を要します。
そしてなかなかまとまらず結論が出ないまま結局馬券は外れる。
競馬というものは、必死こいて予想頑張れば当たるというものでもない。
つまり、その馬を狙う根拠を自分なりに単純につくればいいのです。
ここではステイヤーズステークスの結果をみて、有馬記念の勝ち馬を探すヒントを得たいと思います。
1~3着の馬番を照らし合わせてみる
2010年以降、ステイヤーズSおよび有馬記念の1~3着まで結果をまとめてみました。
見やすく分かり易くするために、馬番のみを表示しております。ここで内外の有利不利をみてみましょう。
ステイヤーズステークス | 有馬記念 | |
2022年 | ⑦→⑫→⑨ | ? |
2021年 | ⑪→⑤→⑬ | ⑩→⑤→⑦ |
2020年 | ⑪→⑬→③ | ⑨→⑭→⑬ |
2019年 | ⑫→⑪→④ | ⑥→⑩→⑦ |
2018年 | ⑪→⑫→③ | ⑧→⑫→⑮ |
2017年 | ⑨→②→⑦ | ②→③→⑩ |
2016年 | ③→⑦→⑧ | ⑪→①→② |
2015年 | ②→⑦→① | ⑦→⑨→⑪ |
2014年 | ⑧→⑫→② | ④→⑥→⑭ |
2013年 | ④→⑬→⑤ | ⑥→④→⑭ |
2012年 | ⑮→⑪→⑧ | ⑬→⑥→⑨ |
2011年 | ⑨→③→⑬ | ⑨→⑤→⑦ |
2010年 | ①→⑨→⑦ | ①→⑦→⑪ |
2010年からステイヤーズSを追っていくと、「1、2着馬が二けた馬番」だった年は4回ある。(黄マーカー塗ってます)
なんとその年の有馬記念は①~⑤が馬券外であることが分かった。
そんな年は内枠が不利な馬場状態なのかもしれない。
ただしそれ以外の年でも有馬記念で①~③が絡んでる年は、ステイヤーズSが一桁馬番で決着してる年に限定されてるようだ。
2022年有馬記念は①~③は消し!?
騎手の誕生日に注目
続きまして、ステイヤーズSと有馬記念の勝利ジョッキーを照らし合わせてみました。
半ば強引なネタ探しですが、誕生日に着目してみます。
ステイヤーズSを勝った騎手(誕生日) | 有馬記念を勝った騎手(誕生日) | |
2022年 | D.レーン(1994年2月6日) | ? |
2021年 | 田辺裕信(1984年2月12日) | 横山武史(1998年12月22日) |
2020年 | 横山典弘(1968年2月23日) | 北村友一(1986年10月6日) |
2019年 | ビュイック(1988年7月22日) | Ⅾ.レーン(1994年2月6日) |
2018年 | 蛯名正義(1969年3月19日) | 池添謙一(1979年7月23日) |
2017年 | ムーア(1983年9月18日) | 武豊(1969年3月15日) |
2016年 | ムーア(1983年9月18日) | ルメール(1979年5月20日) |
2015年 | ムーア(1983年9月18日) | 吉田隼人(1983年12月20日) |
2014年 | 横山典弘(1968年2月23日) | 戸崎圭太(1980年7月8日) |
2013年 | 横山典弘(1968年2月23日) | 池添謙一(1979年7月23日) |
2012年 | 北村宏司(1984年7月24日) | 内田博幸(1979年7月26日) |
2011年 | 三浦皇成(1989年12月19日) | 池添謙一(1979年7月23日) |
2010年 | 松岡正海(1984年7月18日) | M.デムーロ(1979年1月11日) |
ステイヤーズSを2010年から追ってみると、外人騎手を除けばすべて関東の騎手が勝ってることが分かります。
2010年以降横山典弘が3回も勝ってます。
さすが大ベテランです。(R.ムーアの三連覇もすごいけど)
2010年以降の有馬記念を追ってみると、池添が3勝している以外はわりとばらばら。東西、国籍問わず勝ってる印象。
それでは誕生日にヒントがあるのかをじーっと見てみましょう。
なんか見えてきますか?
私が気づいたことを書くと、
ステイヤーズSを勝った騎手がほぼ早生まれ(1~3月生まれ)の場合、
有馬記念で1~3月生まれの人が勝ててない。
単なる偶然に過ぎないだろうけど、これは面白い傾向だと思う。
2022年ステイヤーズSは2月生まれのD.レーンが勝った。
このことから、2022年有馬記念で早生まれの騎手を単勝で買うのは危険かもしれない。
(⑬タイトルホルダー横山 和生(3月生まれ)、⑥ヴェラアズール松山 弘平(3月生まれ)など)
別定、ハンデ、未勝利戦、重賞、得意な距離やコースなど、それぞれの条件に応じて強い血統が見えてきます。著者にユーモアが感じられて読んでいて面白い。おススメの本です👇