凱旋門を勝つにはダート適正も必要かもしれないね
2020年もダメでした。日本馬は凱旋門賞なかなか勝てませんね。
2着に入ったことは何度かありますが、2着じゃ欧州の競馬関係者に一泡吹かせたとは言えないんですよね。
「思ったより走るじゃないか日本の馬は」
その程度ですよ、たぶんね。
慣れない環境と馬場の適性が勝てない主な要因だと思いますが、
やはり血統が大事ということでしょうか。
2020年凱旋門賞ディアドラ惨敗
直線に入るまで後方で集団に張り付いていたディアドラは直線に入って一瞬いい脚を見せたが結局沈んで8着だった。
馬場との相性はそんなに悪くなかったように思います。
むしろ遠征疲れというか・・・、年齢的にもどうなのかなと思うところはありましたが。
3、4歳時に出走してたらぜんぜん違う結果になったかもしれませんね。
1999年凱旋門賞2着のエルコンドルパサー
凱旋門賞で2着に入ることができたエルコンドルパサーの実績を振り返ってみましょう。
デビューから3戦はダートを使いました。
そのどのレースも圧勝。
初芝のレースであるNZT4歳ステークスも快勝し、NHKマイルC(この時はすでにG1)も快勝。
秋に入って毎日王冠をとりこぼしたものの、2000m以上のレースは初めてになるジャパンカップでエアグルーヴを突き放す強い競馬。
この馬が凄いところは、初芝、初2400mで快勝したことだ。
普通ならダートから芝に変更すると、馬が戸惑ったりして馬場が合わずに大敗するケースが珍しくない。
ジャパンカップを走るまで最長距離は毎日王冠の1800mしか使ってなかった。皐月賞やダービーはもちろん、神戸新聞杯も使ってない。
距離延長をもろともしないエルコンドルパサーはこの時点でやはりただものではなかったと感じさせる。
2012年と2013年2着のオルフェーブル
オルフェーブルも凱旋門賞2着の実績がある。
しかも2012年と2013年の2回だ。オルフェの場合ダートのレースを使ったことはないが、重馬場、不良馬場でも好走できたことには注目できる。
ちなみに凱旋門賞は2戦とも重馬場だった。
重馬場でなく良馬場だったらどうなっていたか分からないが、とにかく強い馬であったことは間違いないでしょう。