柴田善臣騎手のG1「10勝」あるのか?

柴田善臣騎手は、累計勝利数が2294勝、そのうち重賞を95勝、G1を9勝してる大ベテランだ。(2020年11月時点)

体力的なことや若手の台頭もあって柴田善臣の重賞の騎乗機会は年々へ減っているが、それでも2020年は愛知杯(小倉で開催)をデンコウアンジュで勝利するなど存在感を示している。

 

フェアプレー賞を11回も獲得してるし、できるだけ長く騎手を続けてもらいたいと心から応援したくなる数少ない騎手である。

 

ぜひG1をもう一つ勝って、通算10回のG1制覇をしていただきたい。

岡部幸雄の53歳でG1制覇の最年長記録も塗り替えることができる。

そこで、

現実的に可能なのかを検証してみたいと思います。

柴田善臣騎手のG1勝利

冒頭にも書きましたが、柴田善臣騎手はJRAのG1を9勝しています。

その内訳をみてみましょう。

柴田善臣騎手のG1勝利一覧👇

  レース名 コース 距離 勝利馬 馬場
1993年 安田記念 東京 1600m ヤマニンゼファー 0.2
1993年 天皇賞(秋) 2000m 0.0
1996年 NHKマイルC 1600m タイキフォーチュン 0.1
1998年 天皇賞(秋) 2000m オフサイドトラップ 0.2
2000年 高松宮記念 中京 1200m キングヘイロー 0.0
2006年 1200m オレハマッテルゼ 0.0
2010年 宝塚記念 阪神 2200m ナカヤマフェスタ 0.1
2012年 エリザベス女王杯 京都 レインボーダリア 0.0
2014年 安田記念 東京 1600m ジャスタウェイ 0.0 不良

ごらんのようにG19勝のうち、2着との着差が0.0秒というのが5回もあります。他の4勝もります2着との差は0.2秒以下。

いわゆる、「派手な勝ち方をしてない騎手」ということが言えるでしょう。

2014年のジャスタウェイは単勝1.7倍に支持されながら、最後の直線で先に抜け出した16番人気のグランプリボスにあわや、というシーンは記憶にも新しい。(内のジャスタウェイがゴール直前でハナ差かわした。)

またG1勝利馬の中で新馬戦からずっと主戦騎手だったといえるのはタイキフォーチュンぐらいで、柴田善臣のイメージが強いオレハマッテルゼやキングヘイローでさえも途中から乗り継いだものばかり。サイレンススズカが故障した天皇賞(秋)を勝ったオフサイドトラップはテン乗りだった。

それと私の思い込みかもしれないが、やや重~不良馬場で人気薄の一発のイメージがある。今年の愛知杯も重馬場だった。

距離に関しては2200mまで。さすがに近年は菊花賞や天皇賞春のような長距離レースとは縁がないようだ。

それでも2020年はアルゼンチン共和国杯を9番人気サンアップルトンを3着にもってくるなど、東京コースで上手いところを見せている。

どのような条件なら柴田善臣騎手がG1をもう一つ勝てるだろうか?

柴田善臣騎手がもうひとつG1を勝つとしたら、

✅重馬場

✅乗り替わり(テン乗り含む)

✅1200~2200m

✅東京、中京、阪神のいずれか

このような条件になるのではないだろうか。

本当はダービージョッキーになってほしいけど、怪我などせず騎手として長く続けてもらえれば、と思います!

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