やっぱり大舞台で勝てる騎手が上手い騎手なんじゃないの?

JRA3大レースとは?

「大舞台のレース」の定義はなんだろうか?

私が思うに、

①1着の賞金が大きい②観客が多い

この2点で決まると思う。

どちらか一方でも見劣りするようなら真の大舞台レースとは認め難い。もちろん重賞に一度も騎乗経験ない騎手がG3に出れば本人にとってそれは大舞台かもしれないが、そんなことはどうでもいい。(コロナで観客が少ないのは別)

JRAのG1を1着の賞金が多い順に5位まで並べてみた。(2020年)

有馬記念 3億円
ジャパンカップ 3億円
日本ダービー 2億円
天皇賞・春 1.5億円
天皇賞・秋 1.5億円

有馬記念とジャパンカップの賞金がトップで3億円。東京優駿は2億円だがオークス(1億1千万)があるのでこのぐらいでちょうどいいだろう。

 

つづいて、入場者数が多いG1レースを5位まで並べてみた。(2019年)

日本ダービー 117538人
天皇賞・秋 103920人
有馬記念 90374人
ジャパンカップ 80826人
安田記念 74008人

有馬記念以外は東京競馬場のレースになってしまった。

キャパシティや規模が別格だから仕方ない。そういう意味では中山競馬場で行われる有馬記念はやっぱり凄い。馬券の売り上げならダントツで1位だ。

 

というわけで大舞台レースを3つ挙げるなら、

日本ダービー

ジャパンカップ

有馬記念

ということになる。例年、天皇賞秋とジャパンカップの入場者数は大差ない。

それなら賞金が多いジャパンカップの方が大レースといえる。

こういったレースで複数回勝利を手にし、賞金を稼げる騎手は心身ともに能力が高い。多くの観客を前にすると、プレッシャーのあまり勝てるはずのレースをとりこぼすような騎手は疑問だ。

3大レースの勝利数が多い騎手

ダービー、有馬記念、ジャパンカップを合わせた勝利数が多い騎手は誰だ?

気になる騎手を並べてみた。2019年までのデータをもとに書いてます。

  日本ダービー勝利数 ジャパンカップ勝利数 有馬記念勝利数
クリストフ・ルメール 1 2 2
ミルコ・デムーロ 2 1 1
武豊 5 4 3
岩田康誠 1 3 0
池添謙一 1 1 4
福永祐一 2 0 0
横山典弘 2 0 1
浜中俊 1 0 0
川田将雅 1 0 0
蛯名正義 0 1 2
内田博幸 1 0 1
戸崎圭太 0 0 1
和田竜二 0 1 1
吉田隼人 0 0 1

外国人騎手や競馬界のレジェンド武豊のことは置いといて、

岩田康誠のジャパンカップ3勝、池添謙一の有馬記念4勝が際立ってる。

もちろん馬の完成度が高かったのかもしれないが、まぐれの1度ではなく複数回勝つことは大一番に強い騎手でないとなかなかできることではない。実力の証明といえるだろう。

とくに池添は3大レースすべてを勝利してるところが素晴らしいと思う。

 

まだ3大レースの勝利数が少ない和田と戸崎だが、年齢的にまだまだイケる。

そのうちダービーを勝つような気がするけど、どうだろうか?

逆に福永はダービーを2度勝ってるものの、ジャパンカップと有馬記念は未勝利だ。

このあたりに物足りなさを感じる。

おわりに

今回の記事で持ち上げた騎手は、強い馬でなくても人気になることが多い。

前走5~7着の馬から穴を探すのがこのブログの目的なんだが、

実際のところ騎手で選ぶことはほとんどない。

まず注目すべきは、馬の枠順、コース適正、距離適正、年齢だ。

 

それでも迷ったときに騎手を意識する程度かな。

 

追記:ルメールがアーモンドアイで2020年のジャパンカップを勝ち、同レース3勝になりました。

日本人でルメールを超える騎手はでてきそうにないね。

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